プログラマーとして仕事をしていた際に、コンセプトや趣旨、目標などには出来るだけ口を出さないようにしているけど、根本的に疑問に思うことは多々ある。(それをよりよくしようとするための発言は出来るようになりたいとは思うが、それ自体を批判するような発言はさけたいと思って臨んでいる)
そもそも、そういった内容自体が曖昧で、例え多少明確にあったとしてもPMに認識がなかったりしてなのか、プロジェクトメンバー間での共有が出来ない場合も多い。
本で読んだだけなのだが、そこらへんがとても明確で強く、社内全体で共有出来るているところがとても羨ましいなぁと思った。
それはきっと当たり前のことなんだろうけど、なかなか出来ることじゃないと思う。
以下、書かれてた内容についてのメモ。
- 「ランキング=おいしさ」ではなくおいしさはもっと主観的なもの。なのでランキングはない。ただし、有料コンテンツとして見ることが出来る(月額294円)
- おかしげな書き込みをさせないようなサイト作り(割れ窓理論)
- 広告も関連性があるかどうかを徹底的にチェックする。(女性が多いから女性向けの商品とかはNG。料理に関係してないとだめ。食品、調理器具など)
- 説明が必要なサービスはレベルが低い。
- 13文字を超えると可読性が悪くなり24文字を超えるとさらに悪くなる。そのため8〜13文字で伝えるようにしている。
- ゴールを明確に。技術は目的ではなく手段である。(動画サービスをやりたい。なぜ?動画サービスは手段でしかない)
- サイト内設計とは動線を作ること。関連検索など。アクセスログの解析。
- 「ウォークスルー」ユーザが実際にどのような経路をたどったかを再現する。
- レスポンスタイムの短縮。ディスクへの書き込みに比べて読み込みが多いため読み込みに関してはアクセスを分散。また出来るだけディスクでなくメモリへのアクセスを多くする。
- PDCAサイクルの徹底
- グーグルアースを使って書き込みが行われるとそこに旗が立つ(一人一人のユーザがいることが認識できる)
- 詳細情報(地図や住所、電話番号)の印刷ボタン
- データには恣意的な要素がどうしても入ってしまう(実験者効果みたいな?)
- 本当の顧客とは誰なのか?ビジネスとして成り立つのは広告主からの支払いだが、ユーザがいなくなれば必然的に広告主もいなくなる。
- 決められたお金でどれだけの利益を生み出せるか?給料をあげることか、社内環境を整備することか。
- ノー残業手当。
- 社員全員の会議を週に一回。マネージャーは3分で「一週間の目標」「ゴールの確認」「成果」「今週の課題」を共有。
- 大切なのはモチベーションではなく役割。モチベーションは自己管理。やりたいこと、得意なこと、給料があがること。それらが重なっているか会社と個人が真剣に話し合う。そこにポジショニング出来れば、自立分散強調をうみ、個人が成長し会社が成長する。
- 社長とマネージャーに対する全社員の評価制度。
「広告出稿」 → 「メディア(サイト)」
事例を作ることで広告代理店の認知をあげる。それによって広告主にも着目される。
広告主の商品を使ったレシピコンテスト(ウィンウィンの関係)
消えかかっているロングテール商品や伸び悩んでいる定番商品の再評価
・レシピが重複してるかどうかはどうやって判断するんだろう?
・ユーザのためのサービス作りが大切。
・少なくともスタッフ間ではそういう認識でいたい。
ちょっと古い本だけど、サービス業としてwebの仕事をしている人には是非読んでもらいたいなと思った。