見つかったのはこれくらいかなぁ。
http://usg.apc-pro.com/us_category.php
http://livejam.jp/
http://7colors.tv/
http://www.ustwrap.info/?x=1&l=1
http://live.nicovideo.jp/timetable
http://777labo.com/mychecker/
http://www.stickam.jp/tv
http://uniangel.info/multi/index.html
2011年7月22日金曜日
増えるSNS広告、伸びない広告収入 [引用]
ある記事の引用:なくなってしまったぽいのでこぴぺです。
増えるSNS広告、伸びない広告収入
2011年、ソーシャルネットワークのユニークユーザーは10億人を超える躍進をとげ、2兆以上のオンライン広告が流通する。だがSNSが大きくユーザーを増やしているにもかかわらず、その広告収入は全世界で費やされる広告費の1%にも満たない。会員1人当たりの年間広告収入も伸びてはいるが数ドルと小さく、ARPU(Average Revenue Per User)も約4ドルである(図1参照)。
図1:ソーシャルネットワークの加入者一人当たりの平均売上高(単位ドル)
このトピックスは、デロイト トウシュ トーマツの情報・メディア・通信(TMT:Technology, Media and Telecommunications)グループが編集した『Media Predictions 2011』から、テレビ視聴者の視聴行動に関する予測と提言を意訳したものである。また、このトピックスは主に欧米市場の調査にもとづくものである。なお、訳注の意見の部分は監訳者の私見である。
ソーシャルネットワークの価値に関する意見の二極化
ソーシャルネットワークの長期的な市場価値については、強気の意見と懐疑的な意見に2極分化している。強気の意見は、ソーシャルネットワークは技術分野の「次なる大きな潮流」であり、ここ10年間の検索画面広告よりも大きな収益をもたらすという。懐疑的な意見は、1人当たり数ドルレベルのユーザーを収益化できるレベルに引き上げることができるかどうか未知数とする。強気な意見はソーシャルネットワークの市場は高度成長していると分析し、懐疑的な意見では、個別の企業を見ていくと、高成長している企業は一部でしかなく、ユーザー1人当たりの収益においては、この2-3年は検索画面や従来のメディアに対抗できないと観測する。強気の意見は、ソーシャルネットワークは、ユーザー1人あたりの収益が低くても、他のオンラインメディアよりも低コストで運営できるので、売上総利益は高利益を達成できると反論する。たしかに競争相手である従来のメディアと比較したときに、ソーシャルネットワークのコンテンツ費用は、限りなくゼロに近い。ユーザーや第三者であるアプリケーション開発者がすべてコンテンツを用意してくれるので、ソーシャルネットワークとしては基本構造だけを用意しておけばよいからである。
ソーシャルネットワークの未来を占う3つの尺度
ソーシャルネットワークの成長曲線は、15年間でゼロから300億ドル市場へ成長し今なお拡大しつつあるペイドサーチ(paid-for search)の成長曲線と比較されることが多い。ペイドサーチとは検索結果とは別に、ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を表示する機能である。10年前、各国におけるブロードバンドの普及率はまだ1桁台またはゼロであった。ペイドサーチはある意味、インターネット利用の普及とともに成長してきた。ソーシャルネットワークも、同じ流れに乗っている。果たしてソーシャルネットワークには将来性があるのであろうか。その将来性は、次の3つの尺度を使うとよい。登録者数、ネットワークの利用時間、そしてWeb広告掲載料金の単位の一つで、掲載1000回あたりの料金を表すCPM(cost per thousand impressions)である。
登録者数の成長率は頭打ち
最初に言及したように、ソーシャルネットワークの利用者は2011年末までに10億人に達成するという予想がある。この数字は、世界中のコンピュータによるインターネット利用者の半数近くがソーシャルネットワークに登録していることとなる。もし世界のインターネット利用がアナリストの予想通りのペースで拡大し続ければ、ソーシャルネットワークは将来頭打ちになる。いずれソーシャルネットワークは、これまでのような華々しい登録者の増加を維持するのは難しい。だが携帯電話が確実に成長拡大し続けている途上国においては、携帯電話を利用したソーシャルネットワークには好機が訪れる。世界にはコンピュータ利用者よりもはるかに多くの携帯電話利用者がいるからだ。しかし携帯電話に何十億ドル規模のビジネスの広告を表示するのは、2011年中には難しい。2010年、ヨーロッパでは携帯電話の最大市場であるイギリスにおいてさえも、携帯広告収入は4千万ドルにとどまった。しかしスマートフォンや3Gネットワークが普及するにつれて、積極的にソーシャルネットワークを利用する人が増加するにちがいない。
利用時間の増加
2011年のソーシャルネットワークの広告収入が伸び悩むのであれば、ソーシャルネットワーク収入を上昇させるためには、利用者の利用時間の増加に頼らなければならない。2010年、ソーシャルネットワークに費やされる総時間は急激に増加した。実際、ある人気のソーシャルネットワークでは、2009年第3四半期から2010年第3四半期までの間に66%も増加したという分析結果がある。
低いCPM
だがソーシャルネットワークの利用時間が3倍になったからといって広告収入が3倍になるというわけではない。また会員数や利用時間の伸びは、いずれ限界がくる。このため収入の伸びはCPMにかかってくる。ソーシャルネットワークの、会員の背景、好み、社会集団、活動および行動などを読み取る力は他の追随を許さない。この特徴がソーシャルネットワークに多額の広告収入をもたらすと期待されていたが、結果は逆でCPMで広告費を計算すると、ソーシャルネットワークは、他のオンライン広告や従来のメディア広告に比べまだ低く、インターネット広告の中で最底辺に位置したままである。実は広告量が増えればそれだけCPMは低くなる傾向があるのだ。
Bottom line
新しい広告モデル
CPMが低いと予想されるのなら、メディア代理店、とくに販売手数料で収益を得ている代理店がどういう動きに出るのか、ソーシャルネットワーク事業者は注意しなければならない。代理店は、他にもっと可能性を考え、新しい広告形態を売り込み始めるかもしれない。
広告の可能性
もし無数のデータを掘り起こすことで、今よりずっと高い広告収入を可能にする新しいビジネスモデルを見出すことができるなら、この先変化も期待されるだろう。だが2011年については、ソーシャルネットワークの広告収入を今以上に加速させる強力な手段を見つけるのは困難である。その原因はおそらく、ソーシャルネットワークの利用者情報はあまりに膨大すぎるためである。2011年現在、ソーシャルネットワークが生み出す利用者情報から役に立つ情報を効率よく引き出すのは、まだ容易ではない。何十億の人がある商品について「いいね!(Like)」と言っていても、それは購入するというサインではない。また2011年には、これまで同様、プライバシーの問題が貴重なデータ収集力の前に立ちはだかる。しかしながら、すばやく経済的に情報を分析し、かつ数十億ものリコメンデーションを収益化する方法を発見できた日には、新しい貴重な顧客層を発掘し利用することも可能になるだろう。
ソーシャルコマースを使う
そのひとつの可能性は、ソーシャルコマースだ。ある調査によると、口コミ情報(word-of-mouth feedback)やピアレビュー(peer reviews)すなわち利用者や仲間内の評価が商品の購入決定に大きな影響を与えていることがわかっている。実際、ある調査では78%の人がピアーリコメンデーション(peer recommendations)を信じる一方で、広告を信じる人はわずか14%という結果が出ている。このように個人の意見や草の根情報による影響が日に日に強まっていく社会の中で、広告会社とその顧客は、自社のイメージや評判を守るためにソーシャルメディアの活用を広げる必要がある。たとえば、ソーシャルネットワークやソーシャルネットワークの広告代理店は、ソーシャルネットワーク上でブランドがもっと存在感を高められるよう、広報やレピュテーションマネジメントなどの高価値のコンサルティングサービスを売りこむとよいかもしてない。
訳注:これからの広告は、単に広告費を使わせることではなく、共に売上を増やす流れに変化していくと思われる。すでに売上に連動して広告料ということにとどまらず、もっと踏みこんだビジネスパートナーとしての一蓮托生のモデルが生まれようとしている。そのひとつの解決策がプラットフォームである。このシリーズで何度か触れてきたがプラットフォームは、デマンドサイドとサプライサイドが出会うマーケットだからである。
プラットフォームの可能性
2011年のソーシャルネットワークが収入を生み出す有益な方法は他にもある。たとえば、何十万ものアプリケーション・プロバイダーのペイメント・プラットフォームとなることもできる。あるいは電子商取引デパートを導入して、インターネット上に有料でスペースを提供し、売上ごとに手数料を得ることも可能である。だが、このような追加収入は利益性は高いが、ソーシャルネットワーク全体に対する重要性という点では、現時点では広告には及ばない(図2参照)。しかし、それでもソーシャルネットワークの収入は、広告よりもむしろ課金システムや電子商取引(eコマース)などインターネットなどのネットワークを用いた商品売買や代金決済などを行う取引形態などで、成長をとげるだろう。
訳注:Facebook(フェイスブック)上で物やサービスを売買することを「Fコマース」と呼ぶ。2011年4月26に実施された総務省の新事業創出戦略委員会でも、プラットフォームは、ハードウェアから基本ソフトウェア、ブラウザ、ネットワーク、そして「Fコマース」のように、上位のレイヤに向かうという示唆に富む発言があった。
図2:世界のソーシャルネットワーク収入
Source: Deloitte Touche Tohmatsu Limited, 2010, based on data from eMarketer and NextUP Research
訳注:ペイメント・プラットフォーム:さまざまな決済方法に対応した基盤
見通せないソーシャルネットワークの未来
ソーシャルネットワークは生まれたばかりの新規ビジネスであるが、既に市場からの大きな支持を得ている。これは、ソーシャルネットワークが話題になり始めたほんの2-3年前には考えられなかったことだ。今後の問題は、ソーシャルネットワークがその成長軌跡を維持してその価値を収益化する方法を見出せるかどうかにかかっている。しかしソーシャルネットワークのたどるストーリーは、いまだ明確な結末が見えない。2011年のソーシャルネットワーク部門は引き続き堅調と思われるが、はっきりしない部分も残る。これからさらに情報が公開され、ビジネスモデルが開発されていけば、あらゆる広告会社、競合会社やアナリストにとって、この業界の将来像はもう少しクリアーなものとなるだろう。
訳注:従来ソーシャルネットワークでは、ICTに強いサプライヤーを相手にした汎用的なプラットフォームの構築と運用に関心があった。今後のプラットフォームは、NPOのような社会的なコミュニティーを活用した、課金システムや電子商取引(eコマース)などの取引形態を支える方法論を見出していくだろう。
『Media Predictions 2011』
プラットフォームを構築するのは難しいが、マネタイズを可能にするメディアにすることはさらに難しいと思う。
プラットフォームを構築し、さらにそれに対して広告でマネタイズするための事業計画をたててるときに上の記事を見つけました。
あ、あとオススメ本です⇒ プラットフォーム戦略
増えるSNS広告、伸びない広告収入
2011年、ソーシャルネットワークのユニークユーザーは10億人を超える躍進をとげ、2兆以上のオンライン広告が流通する。だがSNSが大きくユーザーを増やしているにもかかわらず、その広告収入は全世界で費やされる広告費の1%にも満たない。会員1人当たりの年間広告収入も伸びてはいるが数ドルと小さく、ARPU(Average Revenue Per User)も約4ドルである(図1参照)。
図1:ソーシャルネットワークの加入者一人当たりの平均売上高(単位ドル)
このトピックスは、デロイト トウシュ トーマツの情報・メディア・通信(TMT:Technology, Media and Telecommunications)グループが編集した『Media Predictions 2011』から、テレビ視聴者の視聴行動に関する予測と提言を意訳したものである。また、このトピックスは主に欧米市場の調査にもとづくものである。なお、訳注の意見の部分は監訳者の私見である。
ソーシャルネットワークの価値に関する意見の二極化
ソーシャルネットワークの長期的な市場価値については、強気の意見と懐疑的な意見に2極分化している。強気の意見は、ソーシャルネットワークは技術分野の「次なる大きな潮流」であり、ここ10年間の検索画面広告よりも大きな収益をもたらすという。懐疑的な意見は、1人当たり数ドルレベルのユーザーを収益化できるレベルに引き上げることができるかどうか未知数とする。強気な意見はソーシャルネットワークの市場は高度成長していると分析し、懐疑的な意見では、個別の企業を見ていくと、高成長している企業は一部でしかなく、ユーザー1人当たりの収益においては、この2-3年は検索画面や従来のメディアに対抗できないと観測する。強気の意見は、ソーシャルネットワークは、ユーザー1人あたりの収益が低くても、他のオンラインメディアよりも低コストで運営できるので、売上総利益は高利益を達成できると反論する。たしかに競争相手である従来のメディアと比較したときに、ソーシャルネットワークのコンテンツ費用は、限りなくゼロに近い。ユーザーや第三者であるアプリケーション開発者がすべてコンテンツを用意してくれるので、ソーシャルネットワークとしては基本構造だけを用意しておけばよいからである。
ソーシャルネットワークの未来を占う3つの尺度
ソーシャルネットワークの成長曲線は、15年間でゼロから300億ドル市場へ成長し今なお拡大しつつあるペイドサーチ(paid-for search)の成長曲線と比較されることが多い。ペイドサーチとは検索結果とは別に、ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を表示する機能である。10年前、各国におけるブロードバンドの普及率はまだ1桁台またはゼロであった。ペイドサーチはある意味、インターネット利用の普及とともに成長してきた。ソーシャルネットワークも、同じ流れに乗っている。果たしてソーシャルネットワークには将来性があるのであろうか。その将来性は、次の3つの尺度を使うとよい。登録者数、ネットワークの利用時間、そしてWeb広告掲載料金の単位の一つで、掲載1000回あたりの料金を表すCPM(cost per thousand impressions)である。
登録者数の成長率は頭打ち
最初に言及したように、ソーシャルネットワークの利用者は2011年末までに10億人に達成するという予想がある。この数字は、世界中のコンピュータによるインターネット利用者の半数近くがソーシャルネットワークに登録していることとなる。もし世界のインターネット利用がアナリストの予想通りのペースで拡大し続ければ、ソーシャルネットワークは将来頭打ちになる。いずれソーシャルネットワークは、これまでのような華々しい登録者の増加を維持するのは難しい。だが携帯電話が確実に成長拡大し続けている途上国においては、携帯電話を利用したソーシャルネットワークには好機が訪れる。世界にはコンピュータ利用者よりもはるかに多くの携帯電話利用者がいるからだ。しかし携帯電話に何十億ドル規模のビジネスの広告を表示するのは、2011年中には難しい。2010年、ヨーロッパでは携帯電話の最大市場であるイギリスにおいてさえも、携帯広告収入は4千万ドルにとどまった。しかしスマートフォンや3Gネットワークが普及するにつれて、積極的にソーシャルネットワークを利用する人が増加するにちがいない。
利用時間の増加
2011年のソーシャルネットワークの広告収入が伸び悩むのであれば、ソーシャルネットワーク収入を上昇させるためには、利用者の利用時間の増加に頼らなければならない。2010年、ソーシャルネットワークに費やされる総時間は急激に増加した。実際、ある人気のソーシャルネットワークでは、2009年第3四半期から2010年第3四半期までの間に66%も増加したという分析結果がある。
低いCPM
だがソーシャルネットワークの利用時間が3倍になったからといって広告収入が3倍になるというわけではない。また会員数や利用時間の伸びは、いずれ限界がくる。このため収入の伸びはCPMにかかってくる。ソーシャルネットワークの、会員の背景、好み、社会集団、活動および行動などを読み取る力は他の追随を許さない。この特徴がソーシャルネットワークに多額の広告収入をもたらすと期待されていたが、結果は逆でCPMで広告費を計算すると、ソーシャルネットワークは、他のオンライン広告や従来のメディア広告に比べまだ低く、インターネット広告の中で最底辺に位置したままである。実は広告量が増えればそれだけCPMは低くなる傾向があるのだ。
Bottom line
新しい広告モデル
CPMが低いと予想されるのなら、メディア代理店、とくに販売手数料で収益を得ている代理店がどういう動きに出るのか、ソーシャルネットワーク事業者は注意しなければならない。代理店は、他にもっと可能性を考え、新しい広告形態を売り込み始めるかもしれない。
広告の可能性
もし無数のデータを掘り起こすことで、今よりずっと高い広告収入を可能にする新しいビジネスモデルを見出すことができるなら、この先変化も期待されるだろう。だが2011年については、ソーシャルネットワークの広告収入を今以上に加速させる強力な手段を見つけるのは困難である。その原因はおそらく、ソーシャルネットワークの利用者情報はあまりに膨大すぎるためである。2011年現在、ソーシャルネットワークが生み出す利用者情報から役に立つ情報を効率よく引き出すのは、まだ容易ではない。何十億の人がある商品について「いいね!(Like)」と言っていても、それは購入するというサインではない。また2011年には、これまで同様、プライバシーの問題が貴重なデータ収集力の前に立ちはだかる。しかしながら、すばやく経済的に情報を分析し、かつ数十億ものリコメンデーションを収益化する方法を発見できた日には、新しい貴重な顧客層を発掘し利用することも可能になるだろう。
ソーシャルコマースを使う
そのひとつの可能性は、ソーシャルコマースだ。ある調査によると、口コミ情報(word-of-mouth feedback)やピアレビュー(peer reviews)すなわち利用者や仲間内の評価が商品の購入決定に大きな影響を与えていることがわかっている。実際、ある調査では78%の人がピアーリコメンデーション(peer recommendations)を信じる一方で、広告を信じる人はわずか14%という結果が出ている。このように個人の意見や草の根情報による影響が日に日に強まっていく社会の中で、広告会社とその顧客は、自社のイメージや評判を守るためにソーシャルメディアの活用を広げる必要がある。たとえば、ソーシャルネットワークやソーシャルネットワークの広告代理店は、ソーシャルネットワーク上でブランドがもっと存在感を高められるよう、広報やレピュテーションマネジメントなどの高価値のコンサルティングサービスを売りこむとよいかもしてない。
訳注:これからの広告は、単に広告費を使わせることではなく、共に売上を増やす流れに変化していくと思われる。すでに売上に連動して広告料ということにとどまらず、もっと踏みこんだビジネスパートナーとしての一蓮托生のモデルが生まれようとしている。そのひとつの解決策がプラットフォームである。このシリーズで何度か触れてきたがプラットフォームは、デマンドサイドとサプライサイドが出会うマーケットだからである。
プラットフォームの可能性
2011年のソーシャルネットワークが収入を生み出す有益な方法は他にもある。たとえば、何十万ものアプリケーション・プロバイダーのペイメント・プラットフォームとなることもできる。あるいは電子商取引デパートを導入して、インターネット上に有料でスペースを提供し、売上ごとに手数料を得ることも可能である。だが、このような追加収入は利益性は高いが、ソーシャルネットワーク全体に対する重要性という点では、現時点では広告には及ばない(図2参照)。しかし、それでもソーシャルネットワークの収入は、広告よりもむしろ課金システムや電子商取引(eコマース)などインターネットなどのネットワークを用いた商品売買や代金決済などを行う取引形態などで、成長をとげるだろう。
訳注:Facebook(フェイスブック)上で物やサービスを売買することを「Fコマース」と呼ぶ。2011年4月26に実施された総務省の新事業創出戦略委員会でも、プラットフォームは、ハードウェアから基本ソフトウェア、ブラウザ、ネットワーク、そして「Fコマース」のように、上位のレイヤに向かうという示唆に富む発言があった。
図2:世界のソーシャルネットワーク収入
Source: Deloitte Touche Tohmatsu Limited, 2010, based on data from eMarketer and NextUP Research
訳注:ペイメント・プラットフォーム:さまざまな決済方法に対応した基盤
見通せないソーシャルネットワークの未来
ソーシャルネットワークは生まれたばかりの新規ビジネスであるが、既に市場からの大きな支持を得ている。これは、ソーシャルネットワークが話題になり始めたほんの2-3年前には考えられなかったことだ。今後の問題は、ソーシャルネットワークがその成長軌跡を維持してその価値を収益化する方法を見出せるかどうかにかかっている。しかしソーシャルネットワークのたどるストーリーは、いまだ明確な結末が見えない。2011年のソーシャルネットワーク部門は引き続き堅調と思われるが、はっきりしない部分も残る。これからさらに情報が公開され、ビジネスモデルが開発されていけば、あらゆる広告会社、競合会社やアナリストにとって、この業界の将来像はもう少しクリアーなものとなるだろう。
訳注:従来ソーシャルネットワークでは、ICTに強いサプライヤーを相手にした汎用的なプラットフォームの構築と運用に関心があった。今後のプラットフォームは、NPOのような社会的なコミュニティーを活用した、課金システムや電子商取引(eコマース)などの取引形態を支える方法論を見出していくだろう。
『Media Predictions 2011』
プラットフォームを構築するのは難しいが、マネタイズを可能にするメディアにすることはさらに難しいと思う。
プラットフォームを構築し、さらにそれに対して広告でマネタイズするための事業計画をたててるときに上の記事を見つけました。
あ、あとオススメ本です⇒ プラットフォーム戦略
ソーシャルネットワークサービスは低CPM
ソーシャル・ネットワークサービスにおけるユーザの滞在時間は着々と伸びていて通常のwebサイトなどに比べればかなり広告に接している時間は長いはずだが、オンライン広告全体におけるソーシャル・ネットワークサービスのCPMはかなり低い。
オンライン広告全体のCPM平均値を下げている、という状況。
なんでCPM低いんだろう。広告単価が安いからかな。
オンライン広告全体のCPM平均値を下げている、という状況。
なんでCPM低いんだろう。広告単価が安いからかな。
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