転送プロトコルには大きく分けて2つの種類があります。
(1)コネクション型プロトコル
コネクション型プロトコルとは、相手との通信のコネクションを確立したのちに実際のデータ転送を行い、実際にデータが相手に届くと「届きましたよ」という応答が返ってきます。
転送が終了した後に、コネクションの解放が行われます。
この通信のメリットは応答を得ることが出来るという点からも分かる通り「信頼性の高いデータ転送が 出来る」ということです。
ただし、デメリットとしてはオーバーヘッド(間接的な手続き)が発生するため「通信効率があまりよくない」という点があげられます。
(2)コネクションレス型プロトコル
コネクションレス型プロトコルとは、コネクションを確立せずに宛先だけを指定してデータを送るだけです。
この通信のメリットはオーバーヘッドが少ないため「通信効率がいい」ということです。
ただし、データが届いたかの確認が得られないため「信頼性が低い」というデメリットがあります。
コネクション型は大量のデータを転送する際に向いていて、コネクションレス型は少量のデータを頻繁に送る場合に向いています。
※大量のデータを転送している途中でエラーが発生した場合は最初からやり直しになってしまうため。
次に代表的な通信アーキテクチャとして、OSI基本参照モデルとTCP/IPについて説明します。
次のページ:OSI基本参照モデルとTCP/IP
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